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よくあるご質問 = Q & A 集 =

21/04/30 ウイルス対策

ここではお客さまからよせられるご質問をまとめました。

よくあるご質問

Q1.次亜塩素酸水とは何ですか?

A1.次亜塩素酸を主成分とする、菌やウイルス対策などに活用されている除菌液です。

Q2.次亜塩素酸水にはどのような特徴がありますか?

A2.次亜塩素酸水の主成分である「次亜塩素酸」は化学的に非常に不安定で、ほかの物質に触れるとすぐ反応して普通の水に戻ろうとします。そのため残留性はほとんどなく、手荒れや人体への影響がほとんどありません。

Q3.次亜塩素酸水はどのような種類がありますか?

A3.次亜塩素酸水は生成方法によって大きく3つの種類に分けることができます。
 ①塩酸または塩化ナトリウム水溶液を電気分解して生成するタイプ
 ②次亜塩素酸ナトリウムと希塩酸を水で希釈混合し、中和されることで生成するタイプ
 ③粉末またはタブレットのジクロロイソシアヌル酸ナトリウムを水に溶かして生成するタイプ
 これらはそれぞれ商品として出回っていますが、成分や原料、使用期限などを明記しているものを選びましょう。

Q4.電解水とはなんですか?

A4.食塩水などを電解槽の中で電気分解することで出来る機能水のことです。マイナスの電極で「アルカリ電解水」、プラスの電極で「酸性電解水」が生成されます。

Q5.アルカリ電解水と酸性電解水の違いはなんですか?

A5.アルカリ電解水の特徴はタンパク質や油脂を分解することです。そのため油汚れや手あか、皮脂などの酸性の汚れ落としに最適です。
酸性電解水は次亜塩素酸水とも呼ばれ、除菌や消臭に役立ちます。

Q6.次亜塩素酸水と次亜塩素酸ナトリウムの違いはなんですか?

A6.次亜塩素酸水と次亜塩素酸ナトリウムの主な違いは下記のとおりです。
 ①pH(ペーハー)
 次亜塩素酸水は酸性なのに対し、次亜塩素酸ナトリウムは強いアルカリ性の性質を持ちます。
 ②主成分
 主成分は次亜塩素酸水は「次亜塩素酸(HClO」、次亜塩素酸ナトリウムは「次亜塩素酸イオン(OCl‐)」となります。
 菌やウイルスに作用するのは「次亜塩素酸」であるため、次亜塩素酸水は次亜塩素酸よりも高い効果が得られます。

Q7.次亜塩素酸水と次亜塩素酸ナトリウムの使用方法や安全性に違いはありますか?

A7.
・次亜塩素酸水は電解水や粉末から生成するものはそのまま使うことができます。混合水に関しては希釈を必要とするタイプとそのまま使用できるタイプがあります。
 生成された次亜塩素酸水は体内に入っても影響はないとされていますが、異常を感じた場合は至急医療機関にご相談ください。
 
・次亜塩素酸ナトリウムは使用用途によって100~1000倍に希釈する必要があります。金属を腐食させたり、皮膚を化学やけどさせたりする作用があるので注意が必要です。
 また酸性の強い物質と混ざると有毒ガスが発生する恐れがあります。

Q8.次亜塩素酸水と次亜塩素酸ナトリウムの効果に違いはありますか?

A8.どちらともインフルエンザウイルスやノロウイルス等に効果があり、予防のために接触物やリネン類などに使用することができます。
 次亜塩素酸水は次亜塩素酸ナトリウムに比べ殺菌活性は高いですが、素早く反応、分解するため効果が長続きしません。このため例えばノロウイルスに罹患した人の吐しゃ物の処理は次亜塩素酸ナトリウムで行う方が良いでしょう。

Q9.次亜塩素酸水には消臭効果がありますか?

A9.ニオイの元となる雑菌を分解することによって消臭効果が得られます。体臭やペットのニオイ、生ごみなどさまざまなニオイの消臭に利用されています。

Q10.次亜塩素酸水はペットにも利用できますか?

A10.各メーカーが第三者機関を通じてラットやマウスに対して経口投与などの試験が行っており、異常がないことが認められています。

Q11.次亜塩素酸水は空間噴霧しても大丈夫ですか?

A11.ペットの試験同様、こちらも各メーカーが第三者機関を通じて空間噴霧の試験を行っており、安全性が確認されています。

Q12.次亜塩素酸水を空間噴霧するのは通常の加湿器でいいのでしょうか?

Q12.次亜塩素酸水対応の超音波加湿器がございますのでそちらをご使用ください。次亜塩素酸水対応じゃないものはゴムパッキンの劣化や金属部分の腐食などにより、故障の原因となってしまいます。
 また加熱式加湿器は熱で除菌効果が十分得られなくなる上に上記理由で故障の原因になるので次亜塩素酸水の利用は避けてください。

Q13.粉末・タブレットから生成できる次亜塩素酸水の原料は何ですか?

A13.ジクロロイソシアヌル酸ナトリウムが原料となっています。当サイトで扱っている「レーアライフ」は通常版で1カプセルを500mlの水で溶かすことで100ppmの次亜塩素酸水が生成できます。(レーアライフ プレミアムは2倍の濃度)
 500mlのスプレー容器で除菌水としてお使いいただけます。

Q14.粉末・タブレットから生成できる次亜塩素酸水は空間噴霧できますか?

A14.電解水や混合水と同様に安全性の試験が行われていますので、対応機種での噴霧は可能です。その場合、10ppmでの噴霧を推奨しています。(レーアライフパウダー1カプセルを5Lの水で溶かします)

Q15.レーアライフパウダーは8Lの超音波噴霧器ではカプセル何個が適当な量ですか?

A15.レアライフ<通常版>ではカプセル2つ、レーアライフ<プレミアム>ではカプセル1つを推奨しています。

Q16.次亜塩素酸ナトリウムはどのように使用しますか?

A16.一般に流通している次亜塩素酸ナトリウムの原液は濃度5~6%、または10~12%のものが多いです。この原液を使用用途に応じて希釈します。
 例として、調理器具の殺菌:200ppm 野菜の殺菌:100~200ppm ノロウイルス罹患者の吐しゃ物の処理:1000ppm の濃度で使用します。

Q17.次亜塩素酸ナトリウムの希釈はどのように行いますか?

A17.ppmは百万分のいくらかを現した単位(parts per million)です。1%は10,000ppmとまず覚えるといいでしょう。
 例えば原液6%の次亜塩素酸水を調理器具の殺菌(200ppm)に使用する場合、60,000ppm ÷ 200ppm = 300 なので300倍に希釈すればよいということになります。

Q18.アルコールはどのようにして除菌しているのですか?

A18.アルコールは下記の理由で菌やウイルスに作用しています。
 ・脱脂作用によって細胞膜を溶かす。
 ・タンパク質の構造を変える働きで、菌やウイルスの機能を低下させる
 ・強力な揮発性で細胞の水分と一緒に蒸発する

Q19.アルコールは次亜塩素酸水と同じ範囲のウイルスに効果はありますか?

A19.アルコールは上述の通り、脂質溶解作用があるのでエンベロープという脂質膜を持つウイルスには効果があります。一方、ノロウイルスのようなエンベロープを持たないウイルスには効果は期待できません。
 またインフルエンザウイルスはエンベロープを持っていますが、アルコール濃度70%以上が必要です。

Q20.アルコールと次亜塩素酸水の違いはなんですか?

A20.アルコールは次亜塩素酸水に比べ、消費期限が長いことが挙げられます。未開封で2~3年のものが一般的です。一方次亜塩素酸水は生成してから遮光性の容器に入れたもので1週間から1か月といったところです。
 またアルコールは引火性があるので火の近くで使用・保管はしないようにし、使用時には目や粘膜にかからないように注意しましょう。

Q21.アルコールは空間噴霧できますか?

A21.アルコールは刺激性がありますので空間噴霧はできません。次亜塩素酸ナトリウムも同様です。

ファイルのアイコンこの記事を書いた人

㈱岡部機械工業 梅山 和久衛生管理者の資格を取得してから5年以上。徳島の岡部機械工業で社内の衛生パトロールを行い、職場環境の改善に取り組んできた。職場の環境衛生を整えることによって、健康優良法人に選ばれました。働くうえでは健康が何よりも重要だと思い、環境衛生について日々研究している。