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正しい手洗い方法を覚えて基本の感染対策

19/09/25 衛生管理事例

みなさんは、正しい手洗いを実践できているでしょうか?
そもそも「正しい手洗いってなに?」と思われる方もいるでしょう。

私たちの手は、人体の中でも微生物の多い部位です。とはいえ通常、手の常在菌には感染症の原因となる微生物はほとんど存在しません。

あくまで一時的に「食中毒や風邪やインフルエンザなどの、感染症の原因となる微生物」が付着するのです。

ここでいう「正しい手洗い」とは「一時的に手へ付着した、感染症の原因となる微生物を、洗い落としたり除菌する方法」のことで、「衛生手洗い」のことを指します。

なぜ手洗いが必要なのか?手洗いが必要なタイミングはいつなのか? ただしい知識と「衛生手洗い」の実践方法を身に着けていただきたいと思います。

「手を使うとき」と「手を使ったあと」の手洗い習慣

手洗いはなぜ必要なのでしょうか?

私たちはなぜ、手洗いをする必要があるのでしょうか。それには大まかに分けて、2つの理由があります。

1つ目は手の汚れを落とすためです。
手は私たちが生活するうえで非常に多く活動する部位ですから、さまざまな汚れが付着します。

2つ目は感染症などのリスクを抑えるためです。
私たちは多くの場合「手を介して、感染症の原因となる微生物に感染する」とされており「人の手は、感染源のはこび屋である」とさえいわれています。

感染症の予防の3つの原則として「感染源をつけない・感染源を増やさない・感染源を殺菌する」ことが重要と言われており、とくに手洗いは感染症予防のすべての基本とされ、重要視されています。

食中毒は年々減少傾向にあるものの、依然として手を介した食中毒は毎年発生しています。

手洗いのタイミングその1 - 手を使うとき

まず、手を使うときには、基本的に手を洗いましょう。

料理など、口に入るものを触れる前は、かならず手を洗いたいものです。これはお菓子などを食べるときも含まれます。

私たちは手をつねに使い続けています。しらないうちに、手へ感染症の原因となる微生物が付着していることがあります。

同様の理由で、お子様と触れ合ったり、介護や看護をする前にも手洗いが必要です。

手洗いのタイミングその2 - 手を使ったあと

続けて、手を使ったあとの手洗いです。

外出先から自宅へ帰ってきたときにも、手を洗います。しらないうちに手へ付着した菌を除菌することが目的です。

次に料理をした後にも手洗いが必要です。
食材などの食中毒感染やウイルス感染の予防の為に重要で、特にノロウイルスは、食材の表面に付着したウィルスから感染することもあります。

またトイレを使用した場合、大小のどちらかにかかわらず手洗いが必要です。トイレは生活空間の中で、最も雑菌が多い空間です。

同様にトイレの清掃後や、糞尿などの清掃後、嘔吐物の清掃後、ペットや動物などを触った後にも十分な手洗いが必要です。そのほかにも、介護や介助、看護のあとにも手洗いをしましょう。

このように、「自分が感染源」にならないよう、手を使う前とそのあとは、正しい手洗いを実践しましょう。

30秒を2回!正しい手洗いでしっかり除菌

正しい手洗いで、しっかり除菌する「衛生手洗い」をおぼえましょう。

まず石鹸で30秒かけて手を洗いましょう。手洗いのポイントは、洗い残しをなくすことです。

洗い漏らしが多いポイントを確認しておきましょう

洗い残しが多い部分としては「指先、爪と皮ふの間、指と爪の付け根(甘皮)、指と指の間、手のしわの間、親指の付け根、手首」などがあげられます。

また、指輪や腕時計、絆創膏などの下も忘れがちです。
付け爪などをしていたら、その下に隠れている部分が洗い漏れることがあります。

手洗い時には面倒でも身につけているものは外して洗うことにより洗い漏らしが少なくなります。

まず手に付けているものを外し、流水で手洗いします

まず、時計や腕輪に付け爪、ばんそうこうなどを外します。
続けて流水で丁寧に洗いましょう。

一度、流水で洗うことで、石鹸や洗浄剤のボトルのプッシュボタンなどが汚染されることを最低限に留める効果があります。

石鹸などの洗浄剤で順序通りに手洗いします

次に、石鹸などの洗浄剤を手に伸ばし、良く泡立てます。その後、手のひらや指の腹側を、両手合わせで洗っていきます。

続けて、手の甲や指の背、指の間、指の付け根を洗います。
この時、両方の指を交差させて洗います。

引き続き、親指を片方ずつ、もう一方の手で覆うように洗います。
付け根や親指の側面など、漏らさず洗いましょう。

あとは、手首を、両手それぞれ洗いましょう。

次亜塩素酸水で流水洗浄し、再度手洗いを繰り返しましょう

そして、次亜塩素酸水(じあえんそさんすい)で流水洗浄します。

次亜塩素酸水は塩素濃度が10ppmから60ppm程度の低い濃度でも除菌効果が期待できます。

さらにアルコールでは効かない菌・ウイルスにも除菌力を発揮します。

流水洗浄をおこなう場合、爪の隙間にもいきわたるよう、しっかりと洗い流しましょう。

およそ30秒でこの衛生手洗いを行い、それを2回繰り返します。
2回繰り返すことにより「1回で60秒」の衛生手洗いよりも高い効果が得られることが分かっています。

次亜塩素酸水が用意できず、アルコール洗浄をおこなう場合

アルコールで洗浄をおこなう場合も解説します。

まず石鹸で手を洗ったら、流水で泡を洗い流し、水気をしっかりと拭います。

そして、爪を上に向けた状態でアルコールを手に吹きかけます。
その後まんべんなく手をもみ洗いし、再度手を拭います。

ここまでの手順をもう1回おこなって完成です。

次亜塩素酸水をもちいた場合は「手を拭く作業」が1回で済むのに対し、アルコールの場合は4回も必要です。

なぜなら、アルコール除菌では手が水に濡れていると効果が低く、毎回丁寧に拭き取って水気がない状態にしなければならないのです。

毎日何回も行う「手洗い」にあまり手間がかかってしまうと、手洗い自体をしなくなってしまうこともあるでしょうから、簡単で安全な次亜塩素酸水をお使いになることをおすすめします。

正しい手洗いは洗った後も大切なポイント

せっかく丁寧に正しい手洗いをしても、そのあとの対応が正しくないと意味をなさなくなってしまいます。

たとえば、手洗いのあとに「共用のタオル」を使ってはなりません。ご家庭では良くある行為ですが、特に家族に病気の人がいたりする場合は避けるべきです。

また、手を洗ったあと髪の毛を触ったり、他の部位を触ってはなりません。タオルの代わりに、ズボンや袖で拭く行為も避けましょう。

見える汚れも見えない菌も、正しい手洗いでしっかり対策

正しい手洗いは、目にみえる汚れとともに、目にみえない汚れといえる菌を対策できます。

一般的なアルコール除菌では濃度によっては肌荒れが起こる危険性があります。

また火気のある場所では使えませんし、誤飲した場合の毒性がとても高いといった種々の欠点があり、お子様や認知症を患った方が扱う場合、やはり安全面からもおすすめできません。

誰でも安全に扱うことができてる次亜塩素酸水をおすすめいたします。

次亜塩素酸水は人体への影響が少なく、地球環境にも影響がありません。
というのは原料が「水」であり、効果を発揮したあとは、再度「水」に戻ってくれるからなのです。

さらに時間経過とともに水に戻るため無毒であり、使用後はそのまま排水として流せるため手間もありません。

正しい手洗いを実践することで、感染症予防につながり、より衛生的な環境を実現することが出来ますが、その方法や、使う除菌液にはいくつか種類がありましたね。

アルコールを用いた除菌では、そもそもの効果や安全面でも問題があることがご理解いただけたと思います。

消臭効果もある次亜塩素酸水でより衛生的な手洗いを実践していきましょう。

ファイルのアイコンこの記事を書いた人

㈱岡部機械工業 梅山 和久衛生管理者の資格を取得してから5年以上。徳島の岡部機械工業で社内の衛生パトロールを行い、職場環境の改善に取り組んできた。職場の環境衛生を整えることによって、健康優良法人に選ばれました。働くうえでは健康が何よりも重要だと思い、環境衛生について日々研究している。