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手軽に使えて効果絶大! 紫外線除菌の効果とは!?

20/11/17 除菌

 新型コロナウイルスがなかなか終息の兆しを見せない中、次亜塩素酸水やアルコールとは違った方法で除菌する紫外線が注目されつつあります。とは言え紫外線は以前から医療分野をはじめ、様々な場面で衛生管理に使われてきました。

 紫外線はあらゆる菌やウイルスへ有効だとこれまでも検証されてきましたし、今回の新型コロナウイルスにも効果があるということも分かってきたようです。
 ここでは改めて紫外線とは何なのか、衛生管理にどう役立っているのかなどをまとめてみました。


1.紫外線とはなんでしょう?

  太陽光は赤外線、可視光線、紫外線と波長によって区分できます。その一つである紫外線も波長によってさらに3種類に分けられ、それぞれUV-A波、UV-B波、UV-C波と呼ばれています。

 そのうちUV-A、UV-B波が地表に届いています。UVというのは紫外線の英語表記:Ultra Violetの略になります。UVケアという言葉もあるように紫外線というと最初にイメージするのが「日焼け」「シミの原因」ではないでしょうか。

 UV-Aは波長315~380nmで、老化の原因となるしわやたるみの元になると言われています。一方、UV-B(280~315nm)はUV-Aよりも強力に皮膚まで届き、日焼けの原因ともなり、ひどいときは火傷などのトラブルを招きます。

 そしてUV-C(100~280nm)はさらに強力な紫外線となり、もっとも除菌効果が期待できるということです。大気層でオゾンなどに吸収されるため、地表にはほとんど届きません。
 また紫外線は角膜炎や白内障などの原因の一つであることがわかっています。

2.使い方次第で効果が得られる紫外線

 上記では紫外線のマイナス面ばかり述べましたが、ここでは良い面にも触れようと思います。紫外線は太陽からの電磁波の一つで、私たちはその恩恵を古くから受けてきました。洗濯物や布団などを太陽の下で干すのも紫外線による殺菌効果を利用したものです。
 その殺菌効果を利用して、厚生労働省では理容室のカミソリや卵表面の雑菌の除菌に紫外線の利用を義務づけています

 また紫外線は体内にビタミンDを生成してくれます。ビタミンDはカルシウムの吸収を助けるのに必要な栄養素です。よく日光浴はカルシウム不足対策になると聞きますが、最近ではビタミンDも食物から補えるようになってきており、日光浴よりも紫外線によるマイナス効果の方がクローズアップされつつあるように思います。   

3.紫外線はどうやって菌やウイルスに作用するの?!

 菌とウイルスでは増殖のしかたに違いがあります。一般的に菌は細胞分裂で増えていき、ウイルスは人や動物に寄生することで増えます。

 菌やウイルスには細胞の中に核と呼ばれるDNAがあります。まだすべて解明されていないようですが、紫外線はこの核に吸収される性質を持ち、遺伝子情報を破壊することで、菌やウイルスの増殖を抑え最終的に死滅させると考えられています。

 その紫外線の中でもUV-Cの範囲内にある260nm付近の波長が最も効果的だと言われています。UV-Cはあらゆる菌やウイルスに効果がることが証明されており、幅広く利用されるようになりました。
 このように紫外線を利用した除菌は薬品や熱を使うわけではないので、対象物に与える影響が極めて少なく、時間も短くて済みますので手軽に除菌効果が得られると言ってよいでしょう。

4.普段さわるものには菌やウイルスがいっぱい!

 私たちは手でモノを触って生活しています。普通に生活して何もモノに触らず一日が終わったなんてことはあり得ません。

 よく言われていることですが、不特定多数の人が触るモノには菌やウイルスが存在しています。
 例えばお金(紙幣や硬貨)などは雑菌がいっぱい、という話はよく聞きます。パソコンのキーボードやスマホも指先の皮脂などで雑菌が繁殖しやすい場所と言えます。
 トイレのドアノブはしっかり手を洗ってもトイレから出るときに触ってしまいます。蛇口も常に濡れているので菌が大好きな場所です。

 また爪と指の間も菌が入り込みやすいので入念に手洗いをして、いつも短くしておくとリスクがかなり減らせます。手洗い後のハンカチやタオルも頻繁に替えることが大事になってきます。
 このように日常生活で手や指に雑菌やウイルスが付いてしまう可能性はかなり高く、菌が付いた手で目・鼻・口を触ることで感染をしてしまいます。

 人が触る可能性のあるモノ、場所は常に除菌を心掛けたいものです。アルコールや次亜塩素酸水を使う方法の他に紫外線での除菌も手軽にできるので、ケースによっては選択肢としてありだと思います。

まとめ

 ここでは除菌方法のひとつとして、紫外線について述べてきました。
 紫外線除菌には薬物の保管や使用期限などを心配する必要がありません。ただし使用する対象物はモノや場所に限られます。直接目で紫外線を見たり、皮膚に当てると人体に良くないので避けましょう。

 最近では新型コロナウイルス対策の一つの手段として携帯用の紫外線商品が増えてきました。使い方を間違えなければ手軽にどこでもモノの表面の除菌ができ、何度も使えるところが魅力です。

ファイルのアイコンこの記事を書いた人

㈱岡部機械工業 梅山 和久衛生管理者の資格を取得してから5年以上。徳島の岡部機械工業で社内の衛生パトロールを行い、職場環境の改善に取り組んできた。職場の環境衛生を整えることによって、健康優良法人に選ばれました。働くうえでは健康が何よりも重要だと思い、環境衛生について日々研究している。